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丹波竜化石工房ちーたんの館に行ってきた

兵庫県丹波市山南町から発見された竜脚類恐竜の丹波竜

実物化石を所蔵するひとはくだけでなく、地元の山南町にも展示施設がある。

山南町役場の敷地内にある「丹波竜化石工房ちーたんの館」に行ってきた。

 

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加古川線久下村駅から歩いて10分ほど。

電車の本数が少ないので帰りは福知山線谷川駅まで歩いた。

 

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ゆるキャラ丹波竜のちーたん」が出迎えてくれる。

 

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展示室の中心には最近復元されたばかりの丹波竜全身組立骨格が鎮座する。

片方の壁には発見部分のレプリカ壁掛け、反対の壁には産状レプリカの展示。

篠山産の獣脚類や鳥脚類の歯、卵殻化石などの複製もあった(一部撮影禁止)。

 

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前期白亜紀のカエル類、トカゲ類、真獣類の化石拡大模型が面白かった。

 

丹波竜発見地は篠山川の河床にあり、展望台と解説板が設置されている。

下滝駅から徒歩20分ぐらいで行ける。

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モルタルで覆われているところが丹波竜が発掘されたあとだ。

みなくちこどもの森自然館に行ってきた

滋賀県甲賀市にある、みなくちこどもの森自然館に行ってきた。

むかし土山に化石採集に行ったことがあり水口に化石展示があるという話を聞いた。

そのときは町役場に展示という話だったが、現在はこの自然館にあるらしい。

 

JR貴生川駅から徒歩30分ほどで自然館に着いた。

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230万年前(琵琶湖層群の時代)の水口を復元したジオラマが迎えてくれる。

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メイン展示は旧水口町の琵琶湖層群から出た植物、軟体動物、脊椎動物の化石。

アケボノゾウやツルの足跡化石レプリカもあった。

 

土山町の鮎河層群(中新世)から出た化石も目を引いた。

綺麗なビカリアや十脚甲殻類など私の大好物だらけ。

地名の鮎河は「あいが」と読むそうだ。

 

そして近畿地方の化石コーナーも異様に充実していた。

中生代展示には夜久野産の三畳紀アンモナイトから蕎原産の白亜紀化石。

古生代展示には多賀町権現谷から出た三葉虫まであった。

水口には強力な化石ハンターがいるようだ。

海部陽介『日本人はどこから来たのか?』

海部陽介の『日本人はどこから来たのか?』を読んでいる。

昨年、「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」の実験第一弾が失敗に終わった。

そのプロジェクトリーダーが書いた本だ。

 

ざっと見渡した感じ、東アジアへの現生人類拡散について書かれている。

要旨は、東アジアの現生人類が2つの内陸ルートで拡散したという主張だ。

 

もとは2011年冬に国立科学博物館で開かれたシンポジウムらしい。

題は「旧石器時代のアジアにおける現代人的行動の出現と多様性」だ。

このシンポジウムをまとめた英語の論文集が2015年に出ている。

その中のディスカッションをまとめた章を分かりやすく書き直したのが本書だ。

 

しかし、私の理解力ではなぜそのような結論が出せるのか分からなかった。

以下の地図から2つのルートまで浮かび上がらせるのは言い過ぎな気がする。

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もうちょっと詳しく読み込んで勉強したい。

大宮に行ってきた

昨日は埼玉県の大宮に行ってきた。

そごう大宮店の恐竜催し物を見てから、氷川神社にお詣りしてきた。

 

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そごう大宮店7階催事場で開かれている「福井わくわく恐竜王国」。

出迎えはフクイサウルスとフクイラプトルの1/2全身骨格模型。

テラトフォネウスとフクイラプトルの頭骨レプリカ・模型は実物大。

お約束の手取層群の淡水棲貝化石と植物化石もあった。

奥には北谷産の恐竜足跡化石レプリカが展示されていた。

 

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今年の恵方は北北西ということで、大宮の氷川神社にお詣りしてきた。

参道正面に神楽殿があって、その真後ろに拝殿があるという配置。

参拝者は神楽殿(舞殿)の脇を回って行く。

 

由緒書きには聖武天皇の御代に武蔵国一宮と定められたとあった。

ただし古代には多摩の小野神社のほうが武蔵国一宮だったそうだ。

パルテノン多摩歴史ミュージアムの解説員に教えてもらった話だ。

どういう経緯で一宮が氷川神社に移ったのだろうか?

コミックマーケット91コスプレエリア

12月29~31日の3日間、コミックマーケット91に行ってきた。

コミケコスプレイヤーの集まる祭典としても有名だ。

冬コミに行けない友人から「神コス撮ってきて」と頼まれた。

慣れないコスプレ広場を回って神オーラを発してるレイヤーさんを探した。

 

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猫背の綾鷹さん(@mizuchi0415)の高嶺愛花ラブプラス)。

1日目のレストラン街前「庭園コスプレエリア」にて。

 

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シスルさん(@sslhly)の神崎蘭子[運命の待ち人](デレステ)。

2日目の「エントランスプラザコスプレエリア」にて。

 

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鳴上(@Narug0d)さんのセイバーオルタ(FGO)。

3日目の「エントランスプラザコスプレエリア」にて。

 

撮影させていただいたコスプレイヤーの方々、ありがとうございました。

コミックマーケット91買い物

29~31日の3日間、コミックマーケット91に行ってきた。

コミックマーケットは世界最大の同人誌即売会で、あらゆる本が売られている。

きょうのお目当ては自然史系の同人誌2冊(と若干の薄い本)だ。

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1冊目は「MizunamiMOM団」の『Bulletin of the Mio Mizunami Vol.12』。

パラパラめくると一つ目の記事は新種記載されたばかりのオキナワアナジャコの話。

従来オキナワアナジャコ現生種と同種とされていた化石が別種となったヤツだ。

その種小名"yamato"の由来がじつは×××なのだという。

 

2冊目は「ハイアイアイ臨海実験所」の『斜論 Vol.9』。

自然史ネタのかなり突っ込んだレビューが並ぶ。

カンブリア爆発についての記事はよみごたえがあった。

他の記事も正月にゆっくり読みたい。

茨城県北部の地震はなぜ正断層型か

コミケ前日のきのう、茨城県北部を震源とする大きな地震があった。東北日本は東西圧縮なのになぜ正断層地震が起こるのか。

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東大の加藤愛太郎准教授らは大震災が内陸の応力場を変えたためと考えている。彼らは震災前後でこの地域の発震機構が劇的に変化したことを発見。震災で陸側プレートが大きく引っ張られたのが原因と考えた。

東北大の遠田晋次教授も応力場が変わったためと考えている。ただし遠田氏らの調査で貞観地震時に正断層が動いた証拠は得られなかった。

産総研今西和俊研究員の考えは違う。計算によると大震災による応力変化では引っ張り応力に足りなかった。また震災前もこの地域は正断層応力場だった。彼は局所的に正断層応力場が現れるやや複雑な機構を提案している。

日本海溝では造構性侵食作用が起こっていると考えられている。コスタリカ沖も侵食型プレート境界で先端部が正断層応力場になっている。

関西の博物館めぐり

兵庫県を中心に、関西の博物館を回ってきた。

 

一つ目は三田市にある兵庫県人と自然の博物館

丹波竜展」ではタンバティタニスの実物化石がずらり。

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2つ目はポートアイランドにある神戸市立青少年科学館。

理研CDBが協力したコーナーにカメの肋骨の進化など。

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3つ目は北淡にある野島断層保存館。

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4つ目は北淡歴史民俗資料館(個人利用に限り撮影OK)。

アケボノゾウなどの化石が展示されていた。

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5つ目は洲本にある淡路文化史料館(館内撮影禁止)。

特集展示「淡路島の化石たち」は和泉層群のアンモナイト類が圧巻。

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6つ目は徳島県立博物館

「トクシマ恐竜展」の目玉は「四国唯一の恐竜化石」。

ほかに徳島県立博物館中生代化石コレクションとFPDMの恐竜レプリカ。

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7つ目に長居の大阪市立自然史博物館

特別展「氷河時代」は温暖な時代と寒冷な時代の化石を展示。

パレオパラドキシアからマチカネワニ、マンモスと何でもござれだった。

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海のハンター展を見てきた

上野の国立科学博物館で開かれている「海のハンター展」を見に行ってきた。

なかみは実質的にサメ展であり、さまざまなサメ類を見ることができた。

 

最初のエリアは化石動物の海のハンターたち。

前半の目玉はメガロドンの実物大模型と歯の化石だ。

メガロドンの咬む力は現生海洋生物最強のホホジロザメ10倍だったそうだ。

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北九州自然史博自慢のクラドキクルスに「食い破られた」カラモプレウルスも。

また、フタバスズキリュウの実物化石も展示されていた。

いわき市が発掘費用を渋って科博に持ってかれた標本だ。

ほかに中新世のペンギン化石が興味深かった。

 

メインは現生サメ類の剥製群だ。

イスルスやカルカリヌスなど、歯の化石で見慣れた名前が並ぶ。

上下の歯の役割などが解説されていて、とても良い展示だ。

捕食シーンの映像を見て、案外大雑把に咬みつくんだなと思った。

 

そして本展の目玉であるホホジロザメの液浸標本。

図体がドデカいので顎も歯もデカい。

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3万年前に黒潮はどこを流れた?

3万年前に台湾からやってきた琉球列島人の航海を再現しようとするプロジェクト

きのう草舟2隻が与那国島を出て西表島をめざしたが、失敗に終わったそうだ。

潮の流れが速すぎて流されてしまったのだという。

 

与那国島のあたりはちょうど黒潮が太平洋から東シナ海に入るところだ。

黒潮は世界最大の海流のひとつで、他の人力横断プロジェクトでも難所とされた。

 

約2万年前の最終氷期極大期には黒潮の流路が太平洋側だったという研究があった。

海底堆積物コア中の浮遊性有孔虫の構成から分かったという。

だが、3万年前に八重山群島が黒潮の障壁となっていたかは、調べきれなかった。

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八重山群島が黒潮の流れを阻んだからといって、陸橋が繋がっていたとは限らない。

海流は水深数百メートルまでの水塊の動きだから、浅ければ乗り越えられない。

哺乳類化石の研究によると、台湾と八重山群島のあいだに陸橋はできなかった。