miosn's blog

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ナウマンゾウ田端標本

北区飛鳥山博物館にゾウの牙と歯の化石が展示されている。

明治時代にいまの北区田端から発見されたもので、ナウマンゾウ田端標本と呼ばれる。

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上野駅王子駅のあいだに田端駅が開設されたのは1896(明治29)年。

1989年、駅構内の崖を削って役宅を造成したときにゾウの牙化石が発見された。

化石は東京帝国大学理学部地質学教室に持ち込まれた。

大学院生だった徳永重康はすぐに現場を訪れ、さらにゾウの臼歯化石2点を見つけた。

 

徳永は1906年これらの化石をElephas antiquusとして記載した。

これは日本人の手による初めての脊椎動物化石の研究だった。

現在ではナウマンゾウに分類され、切歯の大きさから若いオスだと考えられている。

 

徳永の論文に産出層凖は「田端の青色泥岩の下部」と書かれている。

同じ論文内で、田端の青色泥岩はロームの下の礫層のさらに下となっている。

武蔵野礫層の下の泥岩は何に当たるのだろうか。