miosn's blog

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新種の福井産恐竜フクイヴェナトル

福井県立恐竜博物館に未命名のまま展示されている「ドロマエオサウルス類」がある。

その化石が論文で記載され、新種フクイヴェナトルと命名されたそうだ。

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化石の産出地は福井県勝山市北谷の杉山川の岸にある北谷恐竜発掘現場。

2007年の第三次調査で、頭骨の一部、脊椎、前肢、完全な後肢などが採集された。

脳函がきれいに保存されていて、CTスキャンで内耳の構造まで観察されている。

 

論文によると、頭骨に一部ドロマエオサウルス類の特徴が見られる。

しかし、原始的な形質と派生的な形質のモザイクを呈していて、分類は定まらない。

 

図示された分岐図を見ると、厳密合意樹はちっとも分岐順序が分解されていない。

各分岐のブートストラップ値はのきなみひどく、何かを言えるシロモノじゃない。

かろうじてマニラプトル類であることは言えそうだ。

 

博物館の展示がどのように変わるのか。

プレスリリースをともなった発表がどのような内容になるのか楽しみだ。