miosn's blog

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世界最古のDNA解読で人類進化が分からなくなる

スペインのアタプエルカ山地にシマ・デ・ロス・ウエソスという遺跡がある。

ここで出土した約43万年前の人骨から核DNA配列を読むことに成功したそうだ。

彼らはネアンデルタール人に近縁で、人類進化のパズルはますます複雑になった。

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近年の次世代シーケンサ技術の進展は凄まじく古代DNAの研究ラッシュだ。

一昨年、本遺跡の人骨からmtDNAが解読され最古記録になった。

ところがその配列はデニソワ人に近縁という予想外のものだった。

今回の研究は同じ遺跡の2体の核DNA配列を読んだものだ。

 

核DNA配列はmtDNAと違ってネアンデルタール人に近縁だった。

43万年前にネアンデルタール人とデニソワ人がすでに分かれていたと確認された。

ホモ・ハイデルベルゲンシスを現生人類と旧人の共通祖先とする説も否定された。

 

mtDNAと結果が違うことについて。

後世にネアンデルタール人のmtDNAが置き換わったためと著者らは説明した。