miosn's blog

1日400字以内

ホモ・フロレシエンシスの謎が解決した?

人類学にとって頭の痛い存在としてホモ・フロレシエンシスがある。

インドネシアから発掘された身長1mほどの小型人類化石だ。

その年代が大幅に古いものに訂正され、いくつかの謎が解決したそうだ。

f:id:miosn:20100514182718j:plain

 

本種は2003年にフローレス島のリャン・ブア洞窟で発掘された。

翌年に新種の人類として記載されると激しい議論が巻き起こった。

約1万数千年前という新しい時代に我々以外の人類がいたことになる。

約5万年前には現生人類が豪州に達しており両種は共存していたはずだ。

 

人類史を大きく書き換えることになるので反対意見も多かった。

小頭症の現生人類にすぎないという説も強かった。

 

新しい研究で著者たちは洞窟堆積物の層序と年代を再調査。

化石を含む堆積物の隣に斜めの不整合面を挟んで新しい堆積物があった。

複数の年代測定法で化石は10万~6万年前のものだと判った。

 

本種は小頭症の現生人類ではなく、現生人類との共存もなかったことになる。