miosn's blog

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桑島のトリティロドン類が新種として記載された

桑島の化石壁から発見されたトリティロドン類が新種として記載された。

名前はモンティリクトゥス。

最後まで生き残った非哺乳類単弓類(哺乳類型爬虫類)だ。

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1997年夏、恐竜化石で有名な桑島の化石壁から奇怪な歯の化石が出た。

三日月型の咬頭が2行2列に並んでいてトリティロドン類の下顎頬歯と分かった。

翌年1月に学会で発表されると、大発見として騒がれた。

 

その後標本数はおよそ250点に増え、3列咬頭の上顎頬歯や切歯も揃った。

標本は大・中・小の3群に分けられ、このうち大と中が本種の性的二型とされた。

 

本種はステレオグナトゥスやクセノクレトスクスとよく似る。

ただし三日月型の咬頭やV字型の咬頭列間溝は両種と違い祖先的だ。

これらの特徴から新属新種として記載された。

 

近年の研究で桑島累層の時代はバレーム期~アプト期に改訂されている。

西シベリア・ケメロボのクセノクレトスクスと並ぶ非哺乳類単弓類の最新記録となる。