miosn's blog

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九州パラオ海嶺はどうやってできた?

九州パラオ海嶺は九州からパラオにかけて南北に伸びる海底山脈だ。

ただし、北は九州の手前で止まり、南はパラオの手前で区切られる。

名前に反して九州とパラオはこの海嶺に含まれない。

 

1970年代になると海洋底地形がプレートテクニクスで説明できるようになった。

しかし西太平洋縁海にはプレート発散・収束モデルでは理解できない海盆があった。

1971年、ダニエル・キャリグは海盆の成因として背弧海盆という概念を提唱した。

沈み込み帯の陸側の島弧が分裂し、あいだに海洋底拡大軸ができるとする説だ。

 

背弧海盆説によると九州パラオ海嶺はもともと西マリアナ海嶺と一つの島弧だった。

それが分裂し背弧海盆であるパレセ・ヴェラ海盆の拡大で離ればなれになった。

この説を確かめるため、1973年の深海掘削計画にフィリピン海が選ばれた。