miosn's blog

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生命大躍進展でオパビニアを見た

先月、長居の大阪市立自然史博物館で「生命大躍進展」を見てきた。

展示されているバージェス頁岩産化石で、とくに有名なのがオパビニア。

ワンダフルライフ』で既存分類に当てはまらない生物と紹介された化石だ。

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展示されているのはカナダ地質調査所が所蔵する側方に潰れた標本。

NHKスペシャル生命大躍進で紹介されていたヤツだ。

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頭部には5つの目があり、ホースみたいに柔軟に曲がる吻が伸びる。

研究者を悩ませたのは、胴の横に並ぶビラビラの解釈だった。

各体節から「フラップ」が出ていてその背面に櫛状の鰓葉が乗っていた。

節足動物にあるはずの関節がある肢はどこにも見当たらなかった。

 

張興亮らの最新の研究では鰓葉の位置がフラップの上から後ろに移っている。

フラップの後縁が櫛状になる、現生葉脚類の肢のような構造だったという。

近年指摘されたオパビニアの葉足は証拠が曖昧だとして却下された。

節足動物のステム系統とされている。

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