読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

miosn's blog

1日400字以内

生命大躍進展でネクトカリスを見た

生命大躍進

先月、長居の大阪市立自然史博物館で「生命大躍進展」を見てきた。

近年イカ・タコの仲間とされたネクトカリスの新標本も展示されていた。

ただし、頭足類のステムグループだとする解釈には反対意見も多い。

f:id:miosn:20160512213522j:plain

 

展示されているのはコリンズ採掘場から発掘されたネクトカリスの追加標本。

昨年5月の「NHKスペシャル生命大躍進」に出てきたヤツだ。

f:id:miosn:20160512213638j:plain

 

もともとネクトカリスは単一標本から記載された分類不能の種だった。

甲殻類の頭と脊索動物の胴体をくっつけたような奇怪な姿が復元されていた。

2010年、91点の新標本をもとに本種の再記載がネイチャー誌に発表された。

最初の記載で殻だと誤解されていたのは、頭部に開く柔軟な漏斗だった。

f:id:miosn:20160512220624j:plain

 

著者らは触手、カメラ眼、漏斗などを頭足類と相同な形質と見なした。

しかし本種は殻、歯舌、嘴などの頭足類の共有派生形質を持たない。

後期カンブリア紀には隔壁と連室細管を備えた殻化石があって矛盾する。