miosn's blog

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生命大躍進展でアノマロカリスの複眼を見た

生命大躍進展の東京会場にあって大阪会場になかったのがアノマロカリスの複眼。

バージェス動物群の頂点たるアノマロカリスが鋭い視覚の捕食者だった証拠だ。

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展示は南オーストラリア州カンガルー島のバック採掘場から発掘された標本。

虫メガネ越しに見せる展示で、規則正しいツブツブが見える。

NHKスペシャル生命大躍進でも紹介されていた。

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標本は左右の柄つきの眼のみで、産出層は前期カンブリア紀エミュー湾頁岩。

同じ産地でこれほど巨大な目を持つ生き物はアノマロカリスだけだ。

アノマロカリスに複眼があった初証拠として2011年にネイチャー誌に報告された。

 

洋ナシ形の複眼にぎっしり並ぶ六角形の個眼は、16000個以上もあるという。

これは大部分の現生節足動物より多く、鋭い視覚を持つトンボ類の個数に匹敵する。

 

アノマロカリス節足動物のステムとされる。

節足動物が生鉱物化した外骨格を獲得する前に複眼を獲得した証拠となった。